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熊本地震について/大西市長 会見 書き起こし(4月17日)

Shoei/将英
2016.04.17

熊本地震について,熊本市長である大西一史市長の会見内容を書き起こしました(4月17日) 音源:熊本シティFM FM791より(同日 4月17日 放送) 1つひとつの質問に細かい配慮で真摯に真正面に答えていただいております. 多くの方々への理解につながればと思います. 少しずつ改善している状況を一緒に乗り切りましょう.

参照動画:http://fm791.jp/

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備考(地震の概要):

4月14日21時26分以降に発生した震度6弱以上を観測した地震(4月16日15時現在)

4月14日 21時26分/熊本県熊本地方/マグニチュード6.5/最大震度7

4月14日 22時07分/熊本県熊本地方/マグニチュード5.7/最大震度6弱

4月15日 00時03分/熊本県熊本地方/マグニチュード6.4/最大震度6強

4月16日 01時25分/熊本県熊本地方/マグニチュード7.3/最大震度7

4月16日 01時46分/熊本県熊本地方/マグニチュード6.0/最大震度6弱

4月16日 03時55分/熊本県阿蘇地方/マグニチュード5.8/最大震度6強

4月16日 09時48分/熊本県熊本地方/マグニチュード5.4/最大震度6弱

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4月17日 会見内容:

Q: 避難者の方の要望は,この時期どのようなものが多いか?

A: (この時期は)物資関係が一番届いていない,水が届かない,生活用品たとえばミルクや,お年寄りのための流動食など(届いていないという要望が),私のところにもダイレクトに届いている.そのニーズはできるだけ共有して,避難者に渡るように徹底しているところである.

Q: 例えば,今,食料や水は避難者にどれくらい,何割くらい届いているのか?

A: 昨日(16日)の段階では,全体として4割ぐらいという感じであった.1回目の大きな地震のあとはまだ良かった.1回目の大きな地震のときに,実は,備蓄物資を全部出して対応した.それが底をついたときに,ちょうど大きな一番最大の地震がきたため,そのあとの備蓄が足りないところである.それを今,救援物資が今届きはじめたので,物資を回しはじめた.とにかく今日の夜までの内に食事と必要なものを,満足な状況ではないと思いますけれども,お届けしたいと思っています.

Q: 政令市長会や全国市長会に要請を出されたが,その後はどうなっているのか?

A: すでに現場にみなさん入っています.今日の会議にたまたま間に合ったのが政令市長会の皆さん.もうすでに本部を立ち上げたのが今の状況で,すでに各自治体からそれぞれ独自で動いていただいて,交代要員も用意していただいて,給水や物資の支援をしていただいている.あらゆる自治体からすでに現地に入っている.当然,政府も,自衛隊も色々な形で入っていただいている.

Q: 市長として,一番ここが補強されるといいな,とか,一番欲しいなと思うところは何か?

A: 避難所の色々な対応を.避難をし続けている皆さんは,日を追うごとに辛くなっていきますので,その状況を,できるだけ和らげるためにも,そこに重点的な対応を図っていきたいと思う.

Q: まずは被災者の方々のケア(が優先)だと思うのですが,熊本城のこともお尋ねしてもいいでしょうか.市長の受け止めとして,(熊本城の)現状をどのように受け止めていらっしゃいますか?

A: 熊本城が,我々の県民のシンボルである.そのお城が色々な形で損傷しているのは,非常に辛いものがあります.ただ,まず,安全面を徹底するということで,崩落の危険があるかないか全部確認させて対応しているところです.もう一回大きな余震がくれば,もっと大きな被害も考えられるため,近づかないようにさせている.

Q: これからの(熊本城の)復旧・改修等については,先ほどの話では5年かかるか20年かかるか分からないという話だったのですが,今後についてはどのように考えているか?

A: 今は,まだ発災して毎日大きな余震が続いている状態では,とても今,お城の今後の復旧を考えられるような状態ではなく,まず被災者のみなさんをどうやって助けていくかを優先させなければならないと思っています.その上である程度,落ち着いてきた段階で,熊本城のことについては,考えなきゃいけないと思いますけれども,これ以上大きな被害にならないようにするということを再優先にしていきたいという風に思っています.ただ,やっぱり私自身が,ここで,地震が起こって,すぐにここ(市役所)に来た時に,熊本城のところから土煙というかそういうのが上がっていた時は正直愕然として,この地震が,いかに歴史の中でも(前例が)ない,それだけ大きい規模の震災だったのか,というのは,今まざまざと見せつけられたと思っています.

Q: 市民に市長から一言

A: 市民のみなさんには色々な形で我慢をして,不安の中で,毎日過ごしておられると思いますけれども,今,行政でも本当に最初に地震が起こってから,不眠不休の状態で,できるだけ皆さんに,安心していただこうという体制をつくって,いるところではございます.ただ,まだ,十分なものが届いていないという状況がありますので,ぜひ皆様には,協力しあって,色々なことを現場で誘導しあって,助け合いながら,それぞれ次の支援をお待ちいただけたらと思います.

それともう一つ,例えば,余震がある程度おさまっているな,と思って,家の片付けに戻られることもありますが,さらに大きな余震がくるということも,気象庁の発表の中でも,あと1週間くらいは,十分に警戒しなければいけないと,ということが言われているので,そうした二次的な被害にならないように,すでに何十回と地震が(建物を)揺らしていますので,建物の状況は非常に悪い状況になっています.そういうことを意識して行動していただければと思っています.ご自身の身は,大きな余震がきても(自身で)守るのだと,とにかく自分の命を大切にするようにお願いしたい.様々な政府や関係機関,全国の自治体から,応援が,たくさん熊本に向けられてきております.皆さんのもとに応援が届くように,私も責任者として最大限の努力をやっていきたいと思っていますので,ご理解とご協力をいただきたいと思います.

あと,ライフラインの復旧.特に水が出ないという,トイレに行けないといった衛生面の問題が,皆さんの苦しみを増していると思っているので.ここは,とにかく優先してやるようにと,やっているところであります.色々な状況をご理解いただいて,しばらく復旧を,応急ではありますけど,お待ちいただければと思います.

Q:  水道については,明日(18日)中に終わるという話であったが(実際のところどうか)?

A: 応急で,政府にお願いして,技術者の方々を,全国各地から40名ほど,当初20名くらいをリクエストしたら,その倍の40名くらいきていただいて,対策にあたっているところです.そういう意味で,明日とにかく少しでも水が出るような状態にしたいと取り組んでいるところです.

Q: 32万戸断水しているところ,全て?

A: ええ,そうです.もちろんそうしたいというところで動いています.

Q: そもそも上下水道局にきくと,水の備蓄は500mlペットボトル3万本という(資料の記載)のは少ないのは?

A: それは上下水道局だけで備蓄しているものであって,全体としてはそれだけではない.最初の地震のときに各地区の備蓄倉庫から水も含めて沢山出して,そこは最初は良かったと思っている.そこから先がまったく(次に一番大きな地震がくるとは)予想外であった.最初の地震のあとは,90%くらい復旧できる状態に持って行った.次の日には100%にできるかなと思っていた,その夜中(16日)に一番大きな揺れがきた.そのダメージが極めて大きい.最初はこの3ヶ所だけだった.それが何十箇所とどれだけかわからないように損傷して,それを調べて,少しでも早く水が通るようにしている.

Q: 運営的にはどの点がうまくいって,どの点がうまくいってないでしょうか?

A: うまく行っている状態とは到底思っていません.ただ,最悪の事態にならないように日々努力をしている,そういう状態です.実際に計画を当然たてなきゃいけないし,立てた上で,事前に色々な備蓄も含めて予測しながらリスクを低減していくというのが非常に重要なのだけれども,実際にまさか震度7クラスが二回も立て続けに起こるとは,防災計画をたてるときに全く予想していなかった.そういう意味では,計画はあくまでも計画であって,実際に起こったときにどれだけアクションを起こせるかが非常に重要だと思いました.

Q: 避難所の数であったりとか,受け入れの人数であったりとか,食料に関しても予想外の量が必要だったということか?

A: 一回目の揺れの時はなんとか対応できたと思っていた.それでも十分ではなかった.行き渡っていない所があった.とはいえ,二回目の揺れのときは,それだけ大きな揺れがくるとは,夢にでも思っておらず,そこは対応ができていないと思っています.

Q: 食料について,今も避難所に行くと,なかなか届かないとか足りないという声がある.政府は70万〜90万食の支援を打ち出しているが,これは,支援の数が足りないのか,なかなか行き渡らないのか,どのように考えてどう改善していくのか?

A: 震災が起こって24時間以内にお届けする,という意味でいうと,政府が用意している避難食については70万食であったとしても,74万人には満たない.それも一食分になってしまうことを考えると,ボリュームとしては相当大きなもの(必要)がある.今,10数万人が避難しておられるというときに,1人1食1本ずつ届けようと思ったとしても,今分かっているだけで30万40万(避難者が)いるわけです.そうなると,ボリューム的に何千とか何万とかという状態ではない.量に関しては,時間はかかるのだが,届けていただいて,少しずつ行き渡っているというところです.ただ,物流が寸断されている状況で,新幹線も止まっており,高速道路も使えない,それから,ありったけの在庫を九州から集めようとしても,そこで積み込んでもらって,運んでもらって,そして,ここに届くまでに,地震が起こってから届くまでのタイムラグはどうしてもおきてしまう.そこの部分が非常にむずかしいと思っている.ただ,今は,毎日毎日沢山の支援,自治体関係機関からとどいているので,今日の夜どうするのか,明日の朝どうするのか,明日のお昼どうするのか,ということをタイムラインの中で,しっかりお届けしていくということを思っています.そういう意味で,今,十分じゃないところは申し訳ないと思っているが,市民の皆様にもご理解頂きたいと思っています.

Q: これから支援をしようとか,食料を送ろうとする皆さんにお話することは?

A: 今,自治体や全国からも支援をいただくとともに,一般のみなさんからもお水や食料,,ブルーシートを個別に送っていただいている状況で,非常にありがたいと思っている.今必要となる支援物資が時系列で変わっていくため,今後,お願いを,広報等を通じて,全国の皆様にも支援の輪を広げるように考えているところである.また,義援金の申し出もあっているが,口座開通も含めてですが,今日は日曜日でもあり,金融機関の被災のダメージもあるため,整い次第お願いしたいと思っている.

Q: 必要な物が変わるということだが,これから食料から,だんだんと住む所(が必要になってくる).こちらに住むのが嫌だという人も増えてくると思うが,仮設住宅の目処は?

A: 今のところ立っていませんが,市営住宅や公営の住宅で空いているところの量や安全かどうかということを,都市建設局の担当のセクションで調整して,受け入れられるところは受け入れてもらうようにしているところである.今後は,質問された通り,今の避難所生活から,仮設になるのか,あるいは,施設に入るのか,住居に関してはご自身の住居が壊滅的な状態で,潰れてはないけれども,住めない人に対する対応をとにかく急がなければならないと思っている.ただ,現時点で,何戸(必要か),いつまでに用意するとか,そこまで出来るレベルではない.これは他のチームの皆さんと相談しながら考えていきたいと思っています.それも喫緊の課題だと思っています.

(以上)

音源:熊本シティFM FM791より(同日 4月17日 放送分)

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