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スマレジ5周年記念イベント【section2/3】(2016.11.17)

スマレジ・マーケティング部
2016.11.24

スマレジ5周年記念して特別企画イベント「受託開発100%から自社サービス100%へ 〜スマレジで僕らが経験したこと〜」を開催。SESや受託開発から脱却し、自社ITサービスを立ち上げたいと思っている会社のヒントになるフォーラムイベントです。section2では「Technology」について、スピーカー達が語りました。


司会:角 勝(株式会社フィラメント 代表取締役CEO)

登壇者:湊 隆太朗(株式会社スマレジ 取締役)

ゲスト:増井 雄一郎(株式会社トレタ CTO 最高技術責任者)


【イベント概要-section2/3-】

湊と増井氏が、エンジニアであれば誰しもが直面する失敗体験談や開発で悩んだ話、メインプロダクトの開発秘話について語りました。二人のセッショントークも一部始終お届けします。


section2『Technology』

角:スマレジ取締役の湊さんと、トレタCTOの増井さんのお二人でございます。どうぞ、お二方、よろしくお願いいたします。

一同:(拍手)

角:自己紹介からしていただきたいと思うんですが、まず湊さんのほうから自己紹介をお願いします。スライドを頂戴してまいすので、これで進めて参りたいと思います。

湊:本日はお忙しい中、弊社5周年イベントにご参加いただき、誠にありがとうございます。株式会社スマレジの取締役で主に開発を担当しております、湊と申します。よろしくお願いいたします。私はあまり人前で話すことに慣れていないため、うまく話せない事が多いかと思いますが、ご理解お願いします。自己紹介後、スマレジの簡単な説明をちょっと挟ませてもらい、最後にスマレジ開発に至った経緯などを話させていただければと思います。

実は、私は元々プログラマーではなくて、大学では建築を専攻してまして。意匠設計のほうを専攻し、コンピュータとは全く無縁の生活をしていました。ハウスメーカーに入る前に少しCGでコンピュータを触ったぐらいで、ほぼ触ったことがないアナログな人間でした。ハウスメーカーに入って、そこで設計で入ったんですが、なぜか営業のほうに配属され、すごく売れてたわけではないんですけども、売れると営業を続けさせられまして、いつまでも設計に行けないと…。で、売れないと怒られるっていうのが嫌で辞めました。

角:なるほど。嫌な流れですね。

湊:はい。それで、その後に建築関係のCGの仕事とかをしてたんですが、そこでコンピュータを使うようになって、コンピュータの楽しさっていうのに気づきました。そこからプログラマーになろうと思い、開発の会社に入社し、そこで最初の仕事でドラッグストアのPOSレジを作るんですが、何せ全くコンピュータが分からない素人なんで、最初3ヶ月間、研修でJavaを勉強しました。その後、最初の受託案件がPOSシステムを作る案件で、そこで今の社長の山本と出会う事になります。

角:それは何歳ぐらいですか、その時?

湊:それが24、25ぐらいですかね。そこで山本がリーダーで、私は何をするのかなと思っていたら「湊、数字に強いやろう」という事で、なぜかレジを作ることに。こういう普通のレジスター、WindowsNTが入った物をドンと渡されて「C+で作ってくれ」と。僕はJavaしか知らないから、どうしようとなったんですけど、分からなさすぎてあんまりプレッシャー感じなかった。3か月ぐらいしてから、「これおかしいぞ、やばいぞ」という事に気づいて、トータルで9か月か10か月のプロジェクトだったんですけども、そこからは必死ですね。最初の3か月、ちょっとのらりくらりしてたんですが、やばいってなって感じてからは必死でやり、なんとか前倒しでプロジェクト終える事ができました。

角:その時って、何人でやってたんですか?

湊:最初3人でスタートして4人、5人になったりして、また3人に戻るような感じですね。

角:それでなかなか大変な修羅場があったんですか?

湊:そうですね、しんどかったですね、途中は。分からない事だらけなんで…本当に。そのプロジェクト後は、出向でカーナビ作ったり、業務システムの案件などをやってたんですが、たまたま道で山本に出会って…。現スマレジなんですけど、元々ジェネフィックスデザインっていう会社でして、そこにいるので、「一緒に働かない?」って声かけてくれまして、「じゃあ一緒にやろう」という事で山本と一緒に働くことになりました。先ほど徳田からもあったと思うんですけれども、そこでは最初はFlashでWebサイト作ってました。でも僕も山本も業務システム出身なんで、銀行系の業務システムのフレームワーク作ったりとか。

角:これ、結構重たいやつじゃないですか? 銀行系の業務システムって。

湊:そうですね。

角:だいぶデカいやつですよね。そんなんやってたんですか?

湊:はい。やってました。

角:普通のソフトウェアハウスとかに来る仕事じゃないでしょう?

湊:そうですね。これも、山本の繋がりというか。山本が仕事を取って来てくれまして。

角:あの人、結構すごい人なんですか?あ、ごめんなさい。

湊:はい。

角:なるほど、そうなんですね。1回飲んだんですけど、あんまりすごい感じしなかったんですよ。

湊:そうなんですよ。じわじわ来ます。そんな感じで仕事をしながら、ジェネフィックスデザインっていう会社を。当時のメンバーは5、6人だったのですが月に1・2回、「こんなことやろう」とか「こういうのを作っていこう」など、案出しのミーティングなりがありました。結局そこで「スマレジ」っていうのが出てきて、今に至ります。

じゃあ、今からスマレジの説明をします。弊社社名でもあるスマレジというサービスを運用させていただいてまして、スマレジはiPadやiPhoneを利用したPOSレジシステムです。導入コストが安くて、見た目がすっきりしているのが特徴ですね。ウェイターっていうのは、左隣にある物なんですけれども、これは飲食店等のスマレジと繋いで利用する注文システムです。右側がタイムカード。これもスマレジと連携するんですが、こちらは打刻システムなんですよ。他の打刻システムと違うところは、出退勤時に写真を撮る事ができて、不正打刻の防止ができたり、笑顔認証でシャッターが下りるっていう機能があります。接客業で出勤時に笑顔を作るっていう事は、顧客満足度に繋がり、出勤時に笑顔で出勤することで、顧客満足度が上がったっていう結果が出てるみたいなんです。

角:マジですか?

湊:はい。不正打刻防止っていうネガティブな機能もあるんですけれども、ポジティブな機能。「笑顔で」っていうことで、飲食店とかで使ってもらえたらなと思って推しております。

角:連携サービス結構あるんですね。

湊:はい、この3つですね、今は。

角:なるほど。ありがとうございます。じゃあ、続いて増井さん。どうぞよろしくお願いいたします。

増井:はい、よろしくお願いいたします。先ほど紹介あったように、株式会社トレタという所でCTOをしている、増井雄一郎といいます。ネットでは主に「増井ドライブ」という名前で、もう10数年活動してます。僕の事をもしご存じの方がいたら、多分名前よりもこの写真を見たことがある方が多いのでは?ちなみにこの写真、見たことがあるっていう方?若干名いますね。

角:思ったより少ない。これ、結構バズりましたよ。

増井:そうですね。エンジニアの方ってちなみにどれくらい?…若干しかいないですね、エンジニアじゃない方が多い感じですか。ちなみに僕、お風呂大好きなんです。長風呂なんで、2時間とかお風呂入るんです。お風呂入るのも好きなんですけど、プログラム書くのも大好きで。もう、本当、四六時中コード書いてます。じゃあ、好きなことを一緒にやればいいじゃんっていうのでですね、風呂でコードを書いているのをよく写真で上げてたら、「風呂グラマー」と呼ばれるように。さらに、2年ぐらい前にAppleWatchが出た時に、Yahoo!のテレビの取材などが来て、意気揚々と並んでるアホが何人かいるじゃないですか。あれ実は全部僕です。AppleWatchが出た時に各種取材を受け、ほぼすべてのテレビ局と新聞に載りました。

さらに、時差の関係で日本が一番最初の発売だったので、世界中の新聞に取り上げられて、海外の友だちからも「お前何してんの?」みたいなメールを大量にいただいているうちに、僕の詳細は「IT芸人」でググっていただけると、一番上に僕の事が出るようになりました。一時は某IT系の芸人の方に負けかけてたんですけど、最近すっかり盛り返して、1ページ目は僕が完全に取り返しています。こんな事をしていたら会社では、「風呂芸人」と呼ばれるように。ついに最近は「じゃらん」の「好きな人」っていう温泉コーナーの編集部から「取材を」って言われて、載せてもらうくらいになりました。

角:すごいな!

増井:常に会社では「風呂芸人」と呼ばれて、IT色が全くないんですね。高校生の頃からずっとプログラム好きで、仕事として始めたのも高校2年生の時にフリーランスみたいな形で会計事務所にいきついて、顧客管理の仕組みや、そこに導入してる客さんの在庫管理システムなどをずっと作っていました。オープンソースで、いろんな仕事以外の活動も多くて。「ウキウキ」っていうまとめサイトを2000年ぐらいから作っていたりしました。あとはチャットを使った勤怠管理の仕組み。そういったいろんなものを個人的にも作っています。仕事は株式会社トレタといいますが、聞いたことあるっていう方?お、さすがに少しいらっしゃるんですね、ありがとうございます。結構知らない方が多いのは、業務用システムで、レストランに特化した業務システムを今作っています。

(スクリーンを見ながら説明)例えば普通に飲食店を予約する時って、電話やWebから予約をすると思うんですが、お店の人はどうしてるかっていうと、お店の入り口にこういった紙を書き込んでるの見たことあると思います。入り口のカウンターの所にこうやって紙があって、「7時から来た増井ですけど」っていうと、上に斜線を入れて「分かりました、4名様ですね、席お取りしています」。こういった紙で管理している物を、iPadのアプリケーションを使って、iPadで管理するようにしようっていうシステムを作っています。

うちの社長が飲食を10年以上やっていて、飲食ってあまりコンピュータから近い業種ではないですが、それを10年間自分がやっていくうえで、もっと本当は効率化できるのにと。例えばこの紙で書いてるのも、何度も消して書き直してるから、最後にどれが新しいのか分からないことが…。例えば前回この人が来た時に、「甲殻類アレルギーだ」って言ってたのに、それを毎回聞いて「前回も言ったけど」って言われたり…。上手くお客さんの対応ができない。また、店長が辞めちゃうと全てが分からなくなって、情報の引き継ぎもできない。ここはデータベース化をちゃんとできれば、もっといろんな事ができるんじゃないだろうかと彼は考えました。そして、今から10年ぐらい前。僕が出会う前なんですけど、こういったものをシステム屋さんで作れないかと、知り合いのシステム屋さんにお願いしたらしいんです。そしたら数千万かかると言われて、どう考えても一介のとんかつ屋さんがシステム投資に数千万とか、意味が分からないので諦めていたんです。しばらく時間が経ってiPadやiPhoneがすごく普及してきて、今までこういったコンピュータ使うのが難しかった人が使うように。

そういった中で今の時代になると、こういったiPadを使った業務システムっていうのがもっとあり得るんじゃないかっていうので、これを作るために起業したのが株式会社トレタになっています。トレタでは、「誰が何時に来たか」「個室に誰が来ます」「この人はタバコ吸わない」「実は誕生日で来ているんだよね」など、いろんな細かい情報をここで見たり、タップするともっと詳細な情報が見れるようになってます。こういうふうに、予約の管理と同時に顧客管理も行えるので、先ほど言ったような、「この人は甲殻類アレルギーだから」とかに対応できます。「この方はいつもお連れの女性が違うので、前回いつ来たかという話は必ずしないようにしてください」など、細やかな気遣いがある飲食店があったりするらしいので、そういったものをデータベースで管理することができます。

これ以外に今の表みたいな物には、こうやってテーブルのリストを管理しています。

実は僕らのシステム、よくレジのシステムと勘違いされる事があるんですよ。僕らのシステムは実はお金の管理はしないんですね。「いつだれが来るのか」ということだけを管理しているんです。なので、じゃあ実際に「売上がどうだ」「オーダーがどうだったか」っていうのはレジの所。じゃあそこの間と繋ぐと本当はもっといろんなことができるんじゃないかと。

例えば、これは「いつ誰が来たか」は分かるんですけど、この人が「何食ったか」は分からないんですよ。そういった部分はレジと繋ぐAKで繋いだりすることで、「この人が何を食べて、前回この人はよくビールを飲んでいたから、ビールを次おすすめしよう」とか、そういった事もできるようにというのは、こういった顧客管理の部分が僕ら特化してるので、そういったシステムと繋げる事ができるようになっています。

実際の使い方としては、こういったカウンターの内側にiPadを置いて、それと一緒に電話を取りながら、入力をします。

あと、よく誤解させるのは、Web予約のシステムだと誤解されることが多いんですが、僕らはこのアプリケーションを一番初めは、iPadで作っています。どうしてかっていうと、いまだに飲食店の予約のうちの9割は電話からなんですよ。みなさんWeb予約って、たまに使われるとは思うんですが、圧倒的に電話の予約が多いと思うんですね。実はこれにはすごく大きな理由があります。お店側がWeb予約をやってくれない。例えば行きたい人気があるお店って、大抵Web予約やってないんですよ。

なぜやってないかっていうと、今まで紙で管理してる。紙で管理してるとどういった事が起こるかっていうと、例えばAはWeb予約から一人予約入りました。メールを見て紙に書き写します。そうするとホームページにもう一回アクセスして、そこの席数を1減らすんだけど、それ以外のBとCのメディアにも出稿してるから、それぞれ1を減らします。でも、このプランは女子会プランで、女子会プランは2階席限定になってるから、2階席限定を減らすんだけど、そうすると他でしてる○○飲み会と○○飲み会プランを一つずつ減らしますというような…。同期は全部人間がやってるんです。フロントはコンピュータ管理されてるのに中がおっさんが頑張ってる。

角:絶対ミスしますね。

増井:絶対ミスするようになってるので、飲食店は混んでる店ほどWeb予約が大変になる。本当はシステム化すれば楽になるはずなのに、コンピュータ導入するほうが大変になるっていうので、Web予約は実は流行ってないんですよ。こういったデータベースをちゃんと作ってWeb予約とも繋げることで、データをコンピュータに入力したものはコンピュータで処理をして、それを最終的に人間がサーブするっていう形の流れにきちんと作り変えることで、9割電話の予約を少しずつ減らしていける。でも、やっぱりいまだに電話が一番初めに多いので、まず僕らはこういったiPadのアプリを作ってから少しずつWebに寄せていこうと頑張っています。というわけで、簡単にトレタの紹介でした。ありがとうございました。

角:ありがとうございました。すごい!スマレジとトレタの相性がばっちりというか、早く連携しろよという関係ですね。ありがとうございます。じゃあ、先ほどと同様にいろいろ質問していきます。まず最初の質問。『お二人のこれまでの失敗歴について教えてください』。成功した話ばかりではなく、もうちょっと失敗した話ところのほうが勉強になるんじゃないかなと思ってこの質問考えてみました。増井さんから、お願いできますか? 今までどんな失敗をされてきましたでしょうか?

増井:逆に成功した記憶があんまりないんですけど。

角:いやいや、「風呂グラマー」で成功してるじゃないですか。

増井:あれは成功って言っていいのか分からないですが。僕、実は会社やるのが今回で4回目で、もう既に3回失敗してます。学生の時に1回起業して、アメリカで次に起業したらリーマンショックに当たって…。日本に帰って来てまた起業したら、中の問題でバラバラになって、今回で4回目なので、失敗歴っていう意味ではかなり多いですね。

角:その中で一番手ひどい失敗ってどれでした?

増井:どうでしょうね。手ひどい失敗。どれもそれなりに手ひどいですが、一番はアメリカに行って失敗した時。僕は英語が喋れないのでアメリカに行って、行けば喋れるようになるだろうと思って2年半いたんですけど、行ってみて分かった事はいるだけでは喋れるようにならないんだよなっていう事。結局それが一番のネックで帰ってきましたね。

角:なるほど。面白いですね。じゃあ、湊さんいかがでしょうか?

湊:はい。大きい失敗っていうのは特にないかなと思ってるんです。なにせサービスを運営するっていうのが初めてなので、お客さんが来ればその都度、想定してなかった事とかがすごい出てきて…。知らない事とかすごい多かったので、その都度そこで小さい失敗をしながら改善してっていうのが多いですかね。

角:なるほど。じゃあ、結構ラッキーというか、最初に元々受託でされていて、自社サービスってなると、それなりに全く新しい体験を一から始める、その積み上げがずっとやってらっしゃるって事だと。

湊:そうですね。

角:最初に始める時って相当ドキドキするというか、感覚的には新しい一歩が大変だったんじゃないかと思うんですけど、その辺はどうです?

湊:最初に、プログラマーになった時のPOS案件の時もお話したように、分からないから何にもプレッシャー感じない。今もう一回スタートってなると、いろいろ考えられるから、すごい失敗もしないかけど、一歩目は簡単には行けないかもしれないです。

角:知らない状態で一歩目を踏み出すっていう事が、プレッシャーを考えた時、逆に解き放たれてるみたいな、そういう感じですか?

湊:「いけるやろ」っていう感じで…。じゃあ、意外と大変だったみたいな。

角:なるほど、分かりました。ありがとうございます。湊さんのほうは失敗は今のところなく来てましたみたいな感じで。ちなみに、受託の時は失敗とかって何かあります?

湊:受託もないですね。小さいのはありますが、おっきいのはないと思います。

増井:一番連続して帰れなかったのって何日ぐらいですか?

湊:僕、徹夜したことないです。

増井:おお、すごい!

角:すごい!増井さんは?

増井:自分の会社ではないんですけど、学生のバイトの時にプレステのゲームを作っていて、月に450時間アルバイトしてました。1か月ってね、720時間しかないんですよ。

角:すごいですね。バイト代は全部の時間で出るんですか?

増井:それはね、交渉して出ました。

角:なるほどね。だいぶ稼いでましたね。

増井:学生なのにね。まあ、死にそうでしたけどね。

角:なるほどな。その時はずっと職場に住んでるみたいな感じですか?

増井:そうですね。会社のすぐ隣が銭湯だったので、銭湯に通って会社に段ボールとベッドを買って、そこで完全に寝て暮らしました。

角:すごいな。そこでも銭湯の話が出るとは思いませんでした。さすがです。ありがとございました。じゃあ、続いて次の質問いきたいと思います。現行のメインプロダクト、つまりスマレジとトレタ。こちらの『自慢話』をぜひ、お聞かせいただきたいと思います。湊さんから、どうぞお願いします。

湊:自慢話ですか?そんなのないですよ。自慢できることはないです。普通なんです。

角:普通なんですか。

湊:はい。作り方も普通ですし、特殊な事はしていないんですよ。先ほど徳田の話でもあったように、iOSのルールに則ってしてるから、使ってもらいやすいっていうところ。あと、僕がそんなに技術に詳しいわけでもないので、ちょっと変わった事をしてAppleさんが変えてきた時、僕は対応できません。一般的に使われてるのをなるべく使うようにしてますね。だから、システム目線で言うと、特段、自慢はなくて普通です。つまり普通が自慢かな。

角:僕、実際のユーザーの人たちにお話を聞く機会があったんで、なぜスマレジ使ってるのか聞くと、「POSだから」と。他のコンピュータとはそもそも発想が違って、プロダクトの質が違って、POSシステムらしいです。だから、そこがPOSシステムになっているレジ、決済システムっていうのが他にない。だから、管理ができるっていうところですよね。そこが全然違うって言ってましたよ。

湊:じゃあ、自慢はPOSシステムなところです。

角:いや、ここまでつっこむつもりはなかったんですけど、僕が聞いたのって、全然この辺の人じゃないんですよ。東日本大震災で被災をした、福島県の方から聞いたんですね。福島県でその人たちは避難勧告を受けていて、それが解除されるか、されないぐらいのタイミングから使い始めた。避難勧告の解除前から使用し、解除をされた後の状態もずっと仮設のスーパーなどで使ってるらしいんですよ。そうすると、仮設のスーパーで解除された前後で、どんだけ物流が変わったかみたいなのを可視化できるんだと。スマレジは実はそういうシステムがあるんで、すごく良い。だから、解除がされたところに全部進めていくつもりだとか言ってました。

湊:ありがとうございます。

角:でも、そのぐらいの価値があるんだなって思います。だから、その後、POSで物流が全部分かっていて、どこでどんなものがいるかは、その避難勧告云々っていうところもそうなんですけど。僕は元々出身が公務員なんですよ。都市計画のセクションにもいたことがあるので、そういう物流のデータが、都市計画的なところにも活かしやすいような可能性の秘められた物なのかなと思ってます。

湊:ありがとうございます。

角:すいません、代わりに僕が喋ってどうするってな話なんですけれど。増井さん、いかがですか?

増井:うちの自慢で言うと、プロダクトはほとんど離脱がないんですよ。今のところ、ほぼ継続率が99パーセント。ほぼほぼ辞める事がないっていうのが大きな自慢ですね。

角:あれですよね、たしか、Yahoo!の飲食店検索とかと連携してませんでしたっけ?

増井:そうですね。今はそういう連携先も多くなってきて、POSと繋いで誰が何を食べたかっていう以外に、どういう予約が入ったかとか。さっき言った、店舗との連動の部分、今人間がやってた部分をシステム化する。そういった連動先もかなり多くなってますね。

角:スマレジもなんですけど、APIを使って上手く連携したりなどは、すぐできそうな感じがするんですけど。それは、プロダクトと一緒にやられるみたいな?

湊:もう連携してますね。

増井:今ちょうど始めてる開発等も。元々、実はもう発表してます。それについては、ぼちぼちとやってっているような感じですね。

角:これ、どっちから言い出したんですか?

湊:どっちからなんですかね?

増井:多分、そういう企画をあげて、POSと繋げる商品を作っているので、そこで僕がお声掛けをさせていただいたんじゃないかなと。実は結構、店舗さんからの要望が多いので。一緒に使ってる所、結構多いんです。そういった所から、そこデータと一緒に合わせて使えると、ポイントオブセールスの機能のもっと拡張として使ってもらえるんで。

角:ちなみに、じゃあ、どれぐらい顧客の数というか、そういうのって公表されてたりとかするんですか? 何万店舗でとか。

増井:うちは今、7000店ですね。

湊:うちは今、2万8000店舗を超えたと聞いています。

角:そういう話ですよ、自慢話。そういうところです。すごいですね。ありがとうございます。なんか景気の良い話聞いて嬉しいな。じゃあ、次の質問。ITの製品を作ってらっしゃるっていう事は、出して終わりじゃなくて、そこから多分始まりだと思うんですね。そこからずっとそれが成長するようにグロースアップしていく。それって結構、心休まらないというか…でも逆に楽しいかもしれない。そういう何か意識して取り組まれている事ってありますか? じゃあ、増井さんから。

増井:僕らはやっぱリリース後って、「こんな機能付けてほしい」とか、結構お客さんから要望いただくことが多いんですよ。よくある話に、「この項目追加してほしい」とか、「このボタン入れてほしい」っていう要望がすごくよくあるんです。そういうのを聞いた時は、その機能をそのまま実装するという事はなくて、必ずお客さんとかに「なぜそれがほしいのか」っていう、「なぜなのか」っていうのをすごく気にして改善するようにしています。どうしてかっていうと、お客さんから「このボタン付けてほしい」っていう要望は、お客さんは何か問題があって、それを解決するために「これがあったら直るんじゃないか」と考えて僕らに言ってくれているので、そのボタンを追加することが目的じゃなくて、何らかの問題解決が根本にあるので、それを調べて、その上でボタンを追加するのが正しいのか、本当は実は全然違うのか、もしくは今の機能でできるのか…っていうのを僕らで考えて、その上で実装するので、エンジニアとかデザイナーが現場に行ったりします。場合によっては出張して結構遠くまでヒアリングに行ったりもしていますね。

角:なるほどね。工務店でドリル買うお客さんは、ドリルが欲しいんじゃなくて穴が欲しいみたいな。

増井:そういうやつですね。

角:なるほど。先ほどの1個前のsectionでユーザーファーストの話もあったんですけど、本当に突き詰めて考えると、やっぱそこまで考えなくちゃダメだよねっていうところでもあるんですね。

増井:はい。

角:なるほど、ありがとうございます。じゃあ、湊さんもお願いします。

湊:はい。うちも同じでして、要望をどう実現していこうかなんですけれども。お客さんの営業経由やサポート経由、うちの開発などから。あとはマーケティングも「こんなのあったら良いんじゃないか」とか、要望が全部チケット管理のシステムに登録するようにしてまして。似た要望があっても勝手にまとめないようにお願いしてるんですよ。似てても実際、さっきの増井さんの話でもあったように、実は求めている根っこが違うことがあるので、なるべく全部書いてもらうと。

角:細かく知りたいという事ですね。

湊:はい。営業が良かれと思ってまとめてくれるんですけど、開発側からしたらまとめてほしくないんですよ。言われたこと丸々書いてくれた方が良いものができると思ってます。なので僕は、月に1回ぐらい要望ミーティングするんですけれども、結構要望が多いんでその中から何個か選ぶ。選ぶ中で営業はやっぱり自分の要望を実装してほしいので。

角:自分のお客さんから聞いたやつをやってほしい。

湊:はい。だから営業はまず僕を口説くところからだと思ってます。開発はやっぱり、利用シーンや運用してるシーンがイメージできないと絶対作れません。なので最終的に、開発や僕は、本当にその機能がいるのかっていうのを納得できるまで聞く。たまに「どうしても」って言われてやることもあるんですが、基本はそのルールですね。

角:なるほどね。ちゃんとストーリーラインがはっきり見えないと作られへんやんけ、みたいな話ですよね。

湊:そうですね。

角:そうか。そこの意識を常に持っておくっていうことはやっぱり大事だと。でも、そこの部分もsection1の内容とちょっと被ってきますね。はい、ありがとうございます。

続いて、次の質問いきます。『製作チームの意識を一つにまとめるためにいろいろ心がけてる事』ってありますか?チームを率いて、製作を手掛けるという事だと思うんですけど、みんなやっぱり同じ一つの目線を見て仕事しなくちゃ、良いものって作れないんじゃないかなと。そうなると、そこにまとめてチームを率いて行かなくちゃいけないという、まとめ役として何か心がけられてる事っていうのも、お聞きできたらなと思うんですけども。湊さん。

湊:そうですね、僕は開発チームのマネージャーというか製品担当なんで、全般になるんですよ。先ほどの開発の進め方でもあったんですが、うちで言うと、営業と開発がより密にならないとダメで、そこにサポート、マーケティングも入ってきて…。「この人に話しにくいな」「あんま話したことないから」っていうのをなるべくなくしました。弊社は大阪事務所が3フロアに分かれていて、営業と開発っていうのが別のフロアなので、通常会話することがなくなってくるんですね。

角:やっぱり、フロアが分かれてる影響ってすごい大きいですか?

湊:はい。なので、それを回避するために「ランチ会」っていうのをやってます。ランダムに選ばれたメンバーで月に約2回、ランチに行ってもらい、会社がそのランチ代を1000円まで出します。選出先のお店が被ったらダメというルールです。

角:違う店に?

湊:1回誰かがランチ会で行ったお店は、行ったらダメなんです。新入社員も違う部署の人と会話する機会があって…。そこで共通の趣味が出たりしたら、結構会話がどんどん弾むんで、仕事上の要望も今度言いやすくなったりしますよね。日常会話の中で「こんな機能がほしいと言われました」っていうのを簡単に話せたり、そういう場を作るようにしてますね。

角:すごい実践的な話ですね。月に2回?

湊:今は大阪で30人いるので、7・8チームぐらいで月に2回ずつ。今でもう40回目なんで、訪問店舗が200何店舗になっています。

角:すごいな。

湊:そうなんです。もう、なかなか探すのが大変みたいな。

増井:引っ越さないとですね。

湊:そうですね、どっかのサービスありましたよね。

角:行った店のマップみたいなやつできるんじゃないですか?

湊:マップ、あります。Google Mapにプロットしていきます。でも真っ赤っかです。

角:それ、なんか、星とか付けてますか?

湊:星は付けてないんですけど、感想は聞くようにしてます。

角:それはそれで、また何かサービスに活かしていけそうな気がしますけどね。

湊:そうですね。ルールがあって、会話しなかったり店が被ったら自腹とか。3〜4人なんですけど、みんなに行ったら「こういう店でした」というレポートを書くんですね。社員全員にメールで。

角:レポート書くのが、だんだん上手くなってきたりするもんなんですか?

湊:個性が出てきます。この人のレポート面白いなとか、この人とりあえず、こなしてるなとか。そんなんが見えてきます。

角:そういう情報って、次この人にこんな仕事してもらおうとか、そういうのに活かせたりする。

湊:そうですね、それはあると思います。

角:これ、まじめにいい話ですよね。

湊:ありがとうございます。

角:湊さん、ありがとうございます。じゃあ、続いて増井さん、お願いします。

増井:とりあえず僕、リーダーっていう意識が全く皆無なので、会社のメンバーも僕のことを誰もリーダーだとは思ってないですね。

角:思ってないですか? それはどうかな。

増井:基本的に、組織はすごくフラットになっています。僕はCTOっていう役割ですが、エンジニアの役割の一つぐらいの扱いになってるので、誰も僕をリーダーだと思ってはいないっていう感じです。だから結構、メンバーに怒られたりはします「何でそういう事したんですか」みたいな話をして、「いや、ごめんなさい」と言うと、「ごめんなさいじゃなくて…」みたいなやりとりで詰められることもありますね。

角:それは逆に、チームが一丸になるために役立ってたりする?

増井:そうですね、逆にフラットなので、うちはエンジニアだと、社内勉強会みたいなのをよくやるんですよ。今は本1冊をみんなで1章ずつ読んでいって発表するっていう「輪読会」や仕事が終わった後にみんなで集まって黙々とただコードを書くだけの「もくもく会」とか、そういうの社内勉強会をエンジニア同士の交流としてしてます。そういうのも僕や会社から言ったんじゃなくて、エンジニアの誰かが「この本読みたいけど、誰か一緒に読まない?」と声かけて、会社にエンジニア7・8人集まったりとか。「もくもく会」も「僕、家に帰ってコード書くと奥さんに怒られるから」と、会社で書いてる人が集まってできた感じで、みんな自発的に動きます。そもそも人を採用時、自発的に動く人を採ってますね。

角:なるほど。「もくもく会」で作るものっていうのは、会社で作れないけど作りたいものを作ってるみたいな感じなんですか?

増井:結構みんな、私物を作ってたり、会社で使うesaっていうドキュメント管理のツールを作ってるんですけど、それを簡単に見れるiPhoneのアプリを作ったり、全然関係ない奥さんと連絡をするアプリを作ってる奴とか…。結構みんな、それぞれ好きな事をやってますね。

角:ちなみに、湊さんのほうではなんか、そういう事をしたりとかするっていうのはあります?「もくもく会」みたいなやつって。

湊:ないですね。

角:ないですか。やっぱり、家に帰って奥さんに怒られるからやるみたいな、そういうところが良いんですかね。

増井:うちはどちらかというと、本当にコードが好きっていう人が多いので、私物でもプログラムを書くし、帰ってからとか土日にいろいろ趣味の物を作ってる人間が多いので、そういった形になってますね。

湊:家でプログラミングを一切書かないっていうか、作れる環境がないです。

増井:お風呂あるじゃないですか。

湊:7・8年前ぐらいのMacでXコードも入ってないですし、それ1台だけですね。

増井:そこ、思いっきり分かれますね。僕はコードを1日書かないっていう事は、多分この10年間ほとんどないと思いますね。

湊:すごいですね。

角:すごい。本当に好きなんですね。

増井:本当に好きですね。

角:お風呂でやるのはリスクはないですか?

増井:今のところね、一度も壊したことないんですけど、この前Twitterで「同じことやってます。僕3台壊しました」っていう奴がいて、3台壊す前に何か気付きゃいいのにって思いましたね。

角:なるほど、すごいな。ありがとうございます。じゃあ、次の質問いきますね。これ、最後の質問です。『モノ作りにおいてもっとも心を砕いていることはなんですか」。これはもう、ストレートにお聞きしたいと思います。ここは時間かけて掘り下げたいなと思っています。湊さん、いいですか?

湊:はい。僕は基本的に、人に喜んでほしいんで、作る時は営業からの要望であれば、本当はお客さんと話してお客さんに喜んでもらえれば一番良いんですけど、開発側からしたら僕らのお客さんは営業になるんで、営業を喜ばせるっていうところ。要望を聞くのは普通なんで「できました」「ありがとう」で済むんですけど、例えば1か月かかるって言ってたやつを2週間で終わらせたり、要望あったものプラスαでこんな機能も入れたりすると、ちょっと笑顔になって「これやったら売って来れます」っていう感じの事を言ってくれるんですよね。それはやっぱり作った側としては一番うれしんで。自己満足ですけど。

角:いやいや、大事なことだと思いますよ。人を笑顔にできるプロダクトを作りたいって、そこが原点でそこがあるから仕事って楽しいんじゃないかなって思いますもんね。なるほど、心砕かれてるところですね。またもう一回戻ってきますよ、多分。

湊:もう、あんまないです。

角:じゃあ、続いて増井さん。

増井:僕も近いんですけれども、僕は効率良く多くの人の役に立ちたいっていうのがあるんですよ。プログラムって1人から数人で書いて、それで7000店に実際使ってもらって、継続率も高いのでかなり役に立ってると思うんです。そういう少ない人数でなるべく手間をかけずに、多くの人の役に立つっていうのはすごく心がけてます。

角:離脱率が少ないっていうのが、すごく愛されてる事の証明みたいなところなのかなと思うんですけれど、最初からそこに行き着くって難しいんじゃないかなと思うんですよね。離脱率が少ないっていう事は、どんどんスタックされていくっていう事なんで、多分これからもっともっといろんな店舗に入っていくんじゃないかなと思うんですが、その時に、じゃあどうやって広げていくかって考えられます?

増井:業種も広くないので、うちは今、シンガポールオフィスとかもあります。

角:シンガポールあるんですか?

増井:シンガポールオフィスがあります。で、今、ASEAN中心にアジア展開もやってて、言語と文化も変わってきたんで。

角:へえ。ちなみに、何人ぐらい社員います?

増井:エンジニアが今13名で、会社全体で言えばワールドワイドで7〜80名ぐらいですね。

角:日本以外にもシンガポール。

増井:シンガポールオフィスがあります。そうすると、もうそれぞれの要件が全然違ってくるので、そこの中からどれだけ少ない工数で共通点の問題を見つけてくるかっていうのは、問題としてすごく面白いです。

角:世界で同じものを使えてて、ローカライズでちょっと機能変えたりみたいな、そんなのないですか?

増井:今のところないですね。基本的に飲食店は、一応何カ国か行ったんですけど、ほとんどの国では、ツールなので、オペレーションの部分って実は変わらない。予約の仕方ってどの国に行っても電話で聞かれることは、何時に何人来るかって話は変わらないので、本質的にほとんど変わらない。

角:そういうもんなんですか。

湊:いいですね。

増井:そうです。多分レジのは税制も違うし、チップとかいろいろ国によって違うもの多いですよね。

湊:スマレジをアメリカ対応するにあたり、僕もレジってどこも大差ないと思ってたんです。「あ、チップな」ぐらいだったんですけど、まさかチップをカードで払うことが…。

増井:それ、あるんですか?

湊:もう普通みたいです。

増井:あと、税率が州によって違って、品目によって州消費税率が違うので、アメリカはそのあたりが相当つらいだろうなと思います。

角:つらいですね。

湊:つらいですね。ただ、先にアメリカのほうで軽減税率対応してたんで、日本で対応は不要だったんで、そこは良かったんですけど。

増井:日本の軽減税率のほうが、かなりシンプルですしね。

湊:シンプルですね。

角:アメリカややこしいんですね。

湊:めちゃくちゃややこしいです。

角:それじゃあ、中国とか行ったら、今度はWeChatペイで払えるとか、そういう対応もいるって事ですよね?

湊:何か分かんないですが、要るんでしょうね。

角:それは大変そうだな。

増井:僕らのほうはお店の人が対応するので、お店のオペレーションを変えてもらう方法があるんですよ。システムを完全に人に合わせるんじゃなくて、人のほうも一緒に変えてもらうっていうのとセットでやっているので、営業っていうよりもコンサルティングに近い形で、そもそも予約の取り方を変えましょうとか…。そういったものも含めてやるので、システムはシンプルに保ちながら、柔軟性は人間でカバーしているというとこもあります。

角:トレタさんの場合は、人間のオペレーションがそもそも最初から複雑だったものを、少しでもなんとかしたいっていう感じですもんね。そこと元々の出処がPOSシステムっていうところだと、例えばJANコードやPOSシステムのテーブルみたいなものを、データテーブルも含めて、いろんな国に行ったら全然違うみたいな感じの事にもなってきますよね。

増井:曖昧性も許されないですしね。僕らが2人が3人になってもそんなに問題ないですけど、レジが1桁違うと大騒動ですしね。

角:なるほどね、ありがとうございます。では、そろそろ時間になってまいりましたのでsection2を終了したいと思うんですけど、ご質問されたい方は、おられますでしょうか?はい。

質問者:お話を伺っていて思ったのは、新しい物を作り上げていくっていう中で、気付きとかってすごく大事だと思うんですけれども、私はそういったところがなかなか苦手で、言われて気付くみたいな事が多いんです。お二人はそういった気付きっていうところをどうやって鍛えられたのかなっていうのを、もし何かあれば教えていただきたいなと思います。

角:なるほどね。じゃあ、増井さんからお伺いして良いでしょうか?

増井:一番初めに僕が、社長の中村からこのアイディアを聞いたのは6年ぐらい前で、その時はそんなもんExcelで管理すればいいじゃんって思ってたんですが、何度もその話を聞いてるうちに、データの管理など考えるようになって…。このシステムが本当に役に立つものになるのかどうかっていうのが、自分で飲み込めるまで2年ぐらいかかったんですよ。それがその部分に至るまで、実際に彼が飲食店持ってる人と話をしたりなど、何度も話をして、それを自分の感覚として馴染めるまで深く考えるっていう時間は、相当時間はかかるんだと思うんですよね。作り始めの頃は、自分の目標として中村と同じようにプレゼンができ、飲み込んで、出力ができるっていうところまで、やっぱり問題や課題を持ってて、同じように考えられるところまですごく時間を使いました。何度も話を聞いたりと、対応する事が多かったので。やっぱり会話をして練り込んでいかないと、なかなか自分の物として考えられないなっていう、肌感覚はすごくありますね。

角:良い答えですね、すごい。

増井:ありがとうございます。

角:湊さん、どうですか?

湊:気付き…新しいことですかね? そんなにないです。僕の場合はこれ良いのあるわと思って、あんまり深く考えずにとりあえずちょっと作ってみるんですよ。作ってみたものを見せたほうが周りもイメージしてもらいやすいんで。その後調べたら他でもあったりとかっていうはよくあります。でも、とりあえず一回作ってしまったら、そこから他のいろんな人が「こうやっても使えるんちゃう?」みたいな感じで、発想の肉付けを勝手にしていってくれるんで。

角:リーン・スタートアップ的な感じがしますよね。とりあえず、ラピッドプロトタイピングというか、とりあえず作ってみるみたいな。増井さんがインプットの咀嚼にすごいエネルギーを注がれるっていう事と、とりあえずラピッドに作ってみるっていうお二人、ちょっとアプローチが違うんだけど、それぞれになるほどと思う非常に良い質問ですね、。ありがとうございました。お二方の回答も素晴らしかったと思います。では、これを持ちましてsection2終わりにしたいと思います。ご登壇のお二方、どうもありがとうございました。

一同:(拍手)

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