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<前編>とっとり起業フォーラム2017 【地方での起業とは。鳥取県での未来を切り開く起業】Part2

坂脇奈緒
2017.02.22

2017年1月26日(木)に開催されたとっとり起業フォーラムのイベントログになります。

やりたいことをやらない人は人間じゃない

勝屋:僕、元気の根源って、地域がどうだとか関係ないと思っていて。地域の元気の根源って何なのかというと、人だと思うんです。事業がどうだとか、ビジネスモデルがどうとかじゃないと僕は思っていて、人だと思っているんです。今日、ここにいる全員一人ひとりだと思っています。

人ということの切り口で入っていくと、こういうことに落ちるかな。それは、地域のディスアドバンテージのテーマにつながってくるんですけども。やりたいことをやる人、さっき、やりたいことをやらない人は人間じゃないみたいなことを言って。

本間:人間じゃないじゃないです。つまらない、です。

勝屋:僕も今はやりたいことやっています。やりたいことやっている人って、エネルギーを放つんですよね。やりたいことがない人も、でもいますよね。僕、当時そうでした。三十いくつのとき。そういう人は、応援したい人を応援するんですよ。

ここ、結構トリッキーで、私IBMのときに、アライアンス的にこの人と付き合わないとまずいな、とかあるじゃないですか。戦略的にこの人を握っとかないといけないとか。それをやってうまくいった試しが全くないです。アライアンス、ビジネスはちょっと弱いかもしれないけど、この人いいな、と思ったら、結構うまくいくんですよ。うまくいかなくても、今でも友達なんですよ。

だから、例えばここにはベンチャーを支援する人というか応援する人がいっぱいいると思うんですけど、僕は勇気を持って、嫌な人は嫌だと言うこと、この人を応援したいと言うことが大事かなと思うんです。そこをごまかすと、僕もごまかしたことがあったんですけども、ズルズルやらなきゃいけない仕事がどんどん増えるんです。

そういう意味で、(鳥取銀行の)宮﨑会長ってすばらしいと思うんです。だって、応援したい人だけを集めてシリコンバレーに行くんですよ。かっこいいなと思うんですよ。

本当は(銀行の)会長さんだから、いろんな公正な目で見なきゃいけないとあると思うんですよ。そこを「俺の好きな人だけ集めてシリコンバレーに行く」って、本音でかっこよくないですか。

本間:来た方、皆さん非常にいい方ばっかりで、シリコンバレーを吸収して帰っていかれましたね。

勝屋:これね、応援したい人を応援するって、勇気が要るんですよ、結構。

人とつながることの大切さ

勝屋:もう1個、これ、鳥取で僕が感じたことなんですよ。宮﨑会長いらっしゃるし、(鳥取ガスの)小島会長もいらっしゃるし、要するに、地域の名士の方、いらっしゃいますね。お金を回してらっしゃる方、金融系の方、起業家の方、公務員の方。あと学生さん、大学の先生。

いろんな人が関わる、つながるということがすごい大事で。鳥取はこれ、確実に生まれそうだなと思ったんです。もう生まれているのかもしれませんけども。ほんとに、これが鍵となりディスアドバンテージを払しょくすると思います。

本間:要は人ということですね。

勝屋:人。全部、人。その可能性を僕は感じたんですよ。

本間:それで言うと、僕がすごく今、感じたことが、僕はシリコンバレーにいる中で、シリコンバレーと鳥取の違いって何かというのを考えたところ、結構似てるところがあるなと思ってまして、

何かというと、シリコンバレーって、全部、人なんです。どういうことかというと、なんであれだけいろんなイノベーションができたり、すごい会社がつくれるのかというと、まず、みんなバンバン会社辞めるんですよ。

で、人がどんどん流動していくんです。普通は競合する会社に移籍すると、訴えられたりするんですけど、カリフォルニアの州法というのは、それを別に文句言えないようになっているんです。

だから、他の会社にどんどん転職していって、新しい勢力が出てきたら、古い勢力をぶっつぶして、どんどん新陳代謝していくというので、人がどんどん流動化していくということが、企業がどんどん成長するベースになっているみたいです。

あともう1個はね、ユーザーなんですよ。面白い会社出ました、でも、ユーザーがつかなかったらビジネスは育たないじゃないですか。

UBERが出ました、Airbnbが出ました、新しい会社が出ましたというと、ユーザーが必ず使うんですよ。例えば、そこら辺のおじいちゃん・おばあちゃんが、「じゃあ今日はUBERで出かけようか」ってスマホ取り出して、出かけるわけですよね。

そのうち、あのおじいちゃん・おばあちゃんは、自動運転車を自分で買って、使いますよ、きっと。そういう、人の新しいアイディアとかを楽しもうとか、受け入れようとか、そういう人がいるから、シリコンバレーって発展するんですよ。


鳥取はシリコンバレーになれるのか

勝屋:僕、鳥取はシリコンバレーを真似することはないんだけど、なんかできそうな気がする。エコシステムというのかな。

本間:でも、できない理由はないですよ。できない理由があるとしたら、僕みたいに、「鳥取って違うよね、田舎だよね」と思い込んじゃっている人たちの気持ちが、邪魔しているかもしれないですね。

だから、「できるんだ、やりたいんだ」という気持ちがあれば行けるかなというのは、最近の皆さんとの関わりの中で、僕は思うようになりました。

勝屋:あと「鳥取、なかなかいいじゃん」と気づかされた、と言ったじゃないですか。で、僕自身も、ああいうふうに変わっていったじゃないですか。目が死んでる会社員から。

これ、何かというと、自分らしく生きている人と出会いすぎちゃうとエネルギーが振れちゃったり、例えば、そうそう、目の前に座ってらっしゃる鳥取ガスの小島会長に触れたりとかしちゃうと、多分、僕も何となくその気になっちゃったりして。

僕のように48歳で会社をリストラされて、貯金もなくなっても、やりたいことを追求して、やれちゃったというか。そういうできるぞ的なエネルギーがどんどん増殖していく、それが僕は元気の源だと思っていて、ベンチャーエネルギーの尊さかなと思うのです。

僕、地域創生で雇用創出がどうだとか、経済的な活性化とか、全く興味がないの。そんなに漠然として具体性のない言葉。違和感があるな〜。本当にそれ、僕がやりたいことなの?と疑問を持っちゃう。それよりも、鳥取に住む木村さん、高橋さん、佐藤さん、玉木さん、小原さん、井田さん、、を応援したーい!そして結果として、鳥取を応援したいというのが正直なところです。完全におせっかいですが。。。w

鳥取の誰々さんが、海老根さんがどうだとか、為末さんがどうかとか、そういうほうが何か素晴らしいものを生み出す可能性を感じる。

本間:仕組みとかいうよりも、思いとか情熱とか信念とかそっちのほうですよね。

「鳥取の人」かどうかは重要ではない

本間:ちなみに勝屋さん。もう1個ね、勝ちパターンとかを考えると、もう1個あると思うんですよ。鳥取の人って、鳥取の人かどうかって判断するんです。

勝屋:ああ、ラベルみたいなものですね。

本間:そうそう。例えば、「僕は鳥取東高出身です。あの人、西高です」ってどうでもいいですよね。

勝屋:どうでもいいです。関係ないですもね。

本間:でもね、それが一つのジャンル分けの基準になっているんですよ。

勝屋:ああ、俺もあった、そういうの。

本間:もっと言うとね、県内の人か、県外の人か。例えば、あそこの社長さんは鳥取の人じゃないとか、鳥取の人だとか言うんですよ。これがね、どうもいかんのじゃないかと思うんです。

勝屋:あれだね、ちっちゃくしちゃう。でも気持ち分かる。僕もそうだったもん。だって、東大の人の前に行くと萎縮する自分がいたりとかさ。今は全くないけど。だから、何なんだこれ、と思って。

本間:県外の人をいかにうまく活用するかが鍵なんじゃないかと思っているんです。ちなみに、この中で鳥取県出身でない人はどれぐらいいますか。結構いらっしゃいますね。

だからこういう方々とね、いかに鳥取の人たちが交わって、いいとこ引き出していくかというのが鍵なんじゃないかと思います。

例えば、海老根さんにしろ、勝屋さんにしろ、為末さんにしろ、鳥取の人じゃないじゃないですか。けど、来てもらって、鳥取面白いね、いいねと言ってくれて、「ああ、そんなこともあったんだ」といって気づくと。

そういう方々に鳥取を好きになってもらって、鳥取に来てもらって、そこで新しいビジネスを起こしていって、というのが、一つの鳥取らしい勝ちパターンになっていくんじゃないかなと思います。どう思います?

勝屋:すごくいいと思います。勇気要るんだけど外の人と関わるのが大事かなと思うね。

本間:カルチャーも違うし、言葉も違うし。

勝屋:受け入れるとか、そんなことを言ってるんじゃなくて、ちょっと関わってみる、ちょっとの勇気。受け入れるって難しいんだけど。嫌なやついるからさ,

本間:嫌な人には関わらないんですか。

勝屋:関わらない、絶対関わらない。応援しない。

鳥取の人はもっと外にアピールするべき

本間:そう、それでね、例えば鳥取県にいろんな人来るじゃないですか。結局、1回来てもらっても駄目なんで、何回も来てもらいたいんですよ。

何回も来てもらうための仕組みとか、受け皿になるものとか、そういううまい仕掛けを作りたいというのと、そういうきっかけを作るのに、僕、さっき言っていたんですけど、やりすぎもほどほどにというのはあると思うんですけど、とはいえ、やっぱりPRって大事じゃないですか。

鳥取県のことを知ってもらわないと全てが始まらないから、鳥取県のことを知ってもらうためにどうすればいいか。そういう意味で言うと、一つ、ロールモデルというか、お手本として、面白い役割を果たされているのは鳥取県知事かなと思うんですよね。

勝屋:鳥取県知事が、さんまさんの番組に出ていたんですよね。それで積極的に前に出ていたんですよ。いい感じで滑ってもいましたが、さんまさんにも取り上げられて、よかったです。実直さが伝わりました。

本間:しかも、そうは言っても引っ込み思案ではなくて、ちゃんと出ていって言うことはいっぱい言って。

勝屋:結構、チャレンジャーだなと思って。もしかして好きなのかもしれないけどね。

本間:間違いないとおもいます。。

勝屋:やりたいことやってます。

本間:やりたいことやってますよ。結構僕が思うのは、鳥取の人、特に東部系の人っていうのは、僕もそうですけど引っ込み思案の人が多いです。

勝屋:そうなの。

本間:僕の顔見て言わないでください(笑)結構、人と違うことはしないで、みんなと同じように、楽しく目立たないようにという人が多いです。

勝屋:僕、昔そうでしたね。

本間:だから殻を破って、もっと人の前に出ていって、新しいことをPRしたりとか、その積極的にできるかどうかというのは、そこなんですよね。

勝屋:なるほどですね。

鳥取を盛り上げていく人たち

勝屋:ちょっと今、感じたことがあって、この場もそうなんですけど、僕、公務員さんの力、すごく大きいと思ってて。

なぜかと言うと、僕はIBMとかMicrosoftもそうなんですけど、いろんなエコシステム、人のつながりを作るんですけど、結局やっぱり企業の利益になるような仕組み・仕掛けを作っちゃうんです。人のつながりも。

でも、公務員の方は、利益追求型じゃなくて、起業というテーマでも、元気になるというテーマでも何でもいいんですけど、どんな人でも参加できるようなオープンな人のつながりの場をつくるのを続けていく。しかも、公務員の人たちも最近ね、本当に、面白い人が多くなってきた。

本間:なんか楽しく仕事されてますよね。

勝屋:そう、だからそういうのは本当に、大事。ここの中で人が関わるエコシステムを作るには、ニュートラルで、中立的で、できるんじゃないかなと。

あと、銀行のみなさんも重要な位置付けかなと思います。僕はお金って愛だと思っているのですが、事業って、たくさん愛・お金を使って事業を回せて、そこでいろんなサービスとか商品をつくって、愛を増幅するじゃないですか。

それを、ほんとに流動化することは、お金がなくてはできない話だから、それをやる宮﨑会長率いる鳥取銀行さん、そして山陰合同銀行さんも含めて、可能性を今回も感じたりしました。

Part3

https://logl.net/472

Part1

https://logl.net/469

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