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TORIENAが語る「中銀カプセルタワービルを保存するべき理由」

TORIENA×中銀カプセルタワー
2017.04.12

3月21日、チップチューン・アーティストのTORIENAが中銀カプセルタワービルにて配信番組『中銀カプセルタワービル×TORIENA 45年後の未来』を配信しました。 番組内では、中銀カプセルタワー保存再生プロジェクト代表の前田達之氏、現代美術家の石井七歩氏、写真家の山本華漸氏らとカプセルについてトークが行われました

参照動画:https://live.line.me/channels/92849/broadcast/1807475

TORIENA:あの――、実は私、今日誕生日なんですよ。

石井:おめでとうございますーーーー!

前田・山本:おめでとうございます!

TORIENA:せっかくなんで、皆にお祝いしてもらえたらというか(笑)。一緒にパーティーみたいな感じで配信していきたいと思っているので、シャンパンを用意しました。これ、皆さんで飲みましょう。

前田・山本・石井:はーい。

TORIENA:飲みながら、配信していきたいと思います。……あれ、どうやって開けるんだろう?(笑)

石井:分かんないなあ。

前田:あ、じゃあ僕が。

TORIENA:あっ、流石。わーーい!

中銀カプセルタワービルとは何か

TORIENA:それじゃあですね、早速お一人ずつ事前に質問をご用意してるので。まず、前田さん。改めて、中銀カプセルタワービルとは何なのか教えていただきたいと思います。

前田:中銀カプセルタワービル自体はですね、1972年に建築家の黒川紀章が作られた建物です。今年で45年。今回の番組タイトルの「45年」というのもそこから来ているのではないかと思います。

メタボリズムという考え方を持っている建物でして。140個のカプセルでビルが出来ているんですけど、このカプセルを取り替えることによって半永久的に建物が生きていくという思想のもとに作られたものです。ただそうは言ってもですね、最近古い建物ってどんどんどんどん壊されていくような傾向になっていますので、この建物を保存するためにこういった企画を考えて。そしてTORIENAさんに賛同頂いて、実施するということになりました。

TORIENA:私もカプセルタワービルで配信するということになって、昨日色々と調べたんですけど。(カプセルタワーは)取り壊されるかもしれないんですよね?

前田:はい。

TORIENA:流石にそれはもったいないなと思っていて。建物って保存していくのもすごく大変じゃないですか。だから、難しい問題だなとは思うんですけど。ただ「ただの建造物」ではなくてアート作品でもあると思うので。だから、大事にしていきたいなと私個人としては思っていますね。

前田:ありがとうございます。TORIENAさんはカプセルのどこが好きですか?

TORIENA:そうですね。この建物が作られたのは――。

前田:1972年です。

TORIENA:1972年ですよね。その時代が思い描いていた未来が反映されているというか。造型にしても、取り外して色々出来る点にしても。昔の人――いちおう、昔の人になるんですかね?(笑)

前田:はい。

TORIENA:昔の人が「こうなるかな?」と思っていた未来像が反映されている素敵な建物だなと、私は思っていますね。

前田:ありがとうございます。

TORIENAと石井七歩がメタボリズムを語る

TORIENA:次は石井さんに質問していきたいと思います。建築思想のメタボリズムを石井さんは大事にされているんですかね?メタボリズムとは何か、教えてもらえるとうれしいです。

石井:私は元々建築をテーマにした作品を作ってたんですけど、作品展で建築家の方とご一緒することが多くて。その中に、磯崎新さんという建築家の方がいらして。その方はメタボリズム建築の第一人者ですよね。

前田:ええ、そうですね。

石井:それをきっかけに調べるようになったんです。特にこのカプセルタワービルはさっき仰った1972年、高度経済成長期で日本が貧乏だった頃から段々盛り上がってきて、人口もどんどん増えてきて「これから日本が熱くなるぞ!」みたいな熱気が多分、あったんですよね。あ、生まれてないから分かんないんですけど(笑)

前田:ありました(笑)

石井:私は1991年生まれで――。

TORIENA:私、1993年生まれです。

石井:メタボリズム建築っていうのはですね。例えば一人暮らしのサラリーマンが一人で狭いカプセルに住んでるとします。そしてもし結婚して子どもが生まれたら、そのカプセルを取り外して2LDKのカプセルを付けたり、リビングのカプセルを付けたり、子供部屋を付けたりすることが出来るんです。建築をカスタマイズすることで、同じ場所に住んでいくというようなもので。「そういう建築が現実になるだろう」という妄想があったんです。それが現実化されたところが、(メタボリズムの)魅力で。ちょっとあり得ない妄想を現実にしちゃうのが、その頃の日本の「これから盛り上がっていくぞー!」という――。

TORIENA:エネルギーというか。

石井:そうそう!夢があった時代だったんだろうなあと思って。それがちょっと、90年代生まれの我々からすると見たことがないような……。

TORIENA:1990年代はバブルが崩壊した後ですよね。

石井:(カプセルタワービルは)バブル崩壊前の、熱気が感じられると思います。昔のものですけど。そういうのが、好きなところですね。

TORIENA:ちょっと希望が詰まっている感じがしますよね。

石井:そうそう!羨ましい感じがします。

(TORIENAが描きおろした中銀カプセルタワービルとのコラボイラストの一つ。コラボイラストはTシャツ・ポストカードとしてグッズ化され、中銀カプセルタワービル保存再生プロジェクトが主催するクラウドファンディングのリターンに活用される)


TORIENAの中銀カプセルタワービルでのミニライブの模様は、以下よりご覧いただけます。

https://www.youtube.com/watch?v=Rtcs4UdD-CI&t=353s


レトロフューチャー建築『中銀カプセルタワービル』とTORIENAがコラボ。名建築保存に向けて、ライブ配信&新曲制作!

https://motion-gallery.net/projects/nakagincapsule2017

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